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虫めがね |
小渕小学校の生徒、教職員、保護者のみなさん、こんにちは。 ぶっくらぶの定期お知らせ便『ばあ!』が、いよいよ創刊となりました。 これから毎月(できれば)、学校図書室での活動のお知らせにくわえて、本にまつわるいろいろな話題をとりあげていくつもりです。 おもしろい誌面にするぞ! と意気込みはあるのだけれど、おっかなびっくりのてさぐり状態であることもたしか。途中でコケないためにも、みなさんからのご意見、ご感想、情報をお待ちしています! (N) |
今月のおすすめ本 | ※おすすめ(1)は低学年、(2)は中学年、(3)は高学年が対象です。 |
おすすめ(1) 「しろふくろうのやま」 手島圭三郎 作・絵 リブリオ出版 |
シベリアにすむ一羽のしろふくろうが、海のうえの氷をつたって北海道にわたってきます。そこにはゆたかな自然があって、えものもおおく、しろふくろうはシベリアにかえるのをついわすれてしまいました。そしてあつい夏を、たかい山のうえですごすことになるのです。 絵は版画で、彫刻刀のちからづよい線がいきいきとしています。幻想的な風景は、しっかりとしたかんさつによってささえられているのがよくわかります。ぜんたいにどっしりとした色づかいで、どくとくのおごそかな感じが作品にぴったり。いきものにとって、ことなる環境でいきることがどれほどたいへんか、画めんからひしひしとつたわってきます。しろふくろうのすがたは、すばらしくていねいにえがいてあり、さいごにシベリアにかえっていくところでは、この本をよむこどもも、おとなも、きっとあたたかいきもちになれることでしょう。 文章はすっきりとしてきれいです。イメージが詩になっていくようなふくらみをもちます。 いろいろな読み方のできるけっさくです。 (蒲原雅人) |
おすすめ(2) 「どきどき卵そうどう」 K・ケナー 作 岡本浜江 訳 M・チェンブリス 絵 立研出版 |
とつぜんいなくなったカモのかあさん。 あたためていた卵をのこして・・・・・ サムはロウエンと卵をあたためる場所を住んでいるアパートの地下室にみつけた。 それからがたいへん! ともだちもまきこんでアパート中はおおそうどう。 さて? カモのひなはかえるのでしょうか? (諸角セツコ) |
おすすめ(3) 「ハリー・ポッターと賢者の石」 J・K・ローリング 作 松岡祐子 訳 静山社 |
ハリー・ポッターって、たぶんいま世界でいちばん有名な少年の名前かもしれない。なにしろ、二〇〇以上の国の子どもたちに読まれている大ベストセラーなのだから。秋には映画にもなるっていうはなしだし、きっとまた世間はハリー・ポッターでおおさわぎになるだろうね。 ハリー・ポッターは、あかんぼうのときに両親を殺され、とってもいじわるなおばさん一家に育てられた。ところが十一才の誕生日に、魔法学校から入学許可証がとどく。なんとハリーは魔法使いだった。それどころか、スーパーヒーローなみの実力をもっていたのだ。 あやしい人物やいやなやつ、ぶきみな生きものやおそろしい怪獣がつぎつぎと登場し、そのたびに、ハリーとなかまたちがどうたちむかうのか、はやく先を知りたくて、読みだしたらもうとまらないよ。この本はおもしろい! (納 尚子) |